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採卵から3日目にしてクリニックに行きました。
今回もダメなんだろうなぁ、と全然、1mmだって期待していませんでした。
どうせ、分割が途中で止まっちゃいました、とか
受精さえしませんでした、とか、
マイナスな妄想はどこまでも膨らんで、さらには
「高齢だとなかなか質の良い卵ができないんですよね。」
と言われる様さえ想像して、一人で勝手にフンガイしたりしていました。

30分待って診察室に呼び出され、先生はおもむろに
「では、まず採卵後の結果からお伝えしますね。」
と言いました。
この言葉だけで、少なくとも移植に進める状態ではないことを悟りました。
移植の可能性があるのならまず内診からですからね。
卵の写真をパソコンの画面で見せながら言いました。
「ちょっとおかしな状態の写真が写っていますが・・・今回の卵は、実は殻の部分だけだったんですよ。鶏の卵でいうところの殻の部分だけで中身がないみたいな。ここに透明体が見えますけどね。これしかなかったんです。」
と、写真を指差しながら言いました。
「これだとちょっとダメなので、培養まで進みませんでした。こうなってしまう理由なんですけどね。卵子っていうのは非常に小さいものなんです。それを採卵の時に細い針で吸い上げて取るわけですが、このときに針の中でぶつかってしまったりして壊れてしまうことがたまにあるんです。あとは、もともと生きる力のない弱い卵だった、ということもあり得ますが、どこでこういう状態になってしまったのかは分かりません。少なくとも、採卵したとき、卵は確実にあったんです。1個しか取らなかったのにこんなことになって、非常に申しわけない。」
と頭を下げて言いました。
いつも二言目には「高齢だから」という先生にしては珍しく一言もそんなことを言わず、採卵に失敗した可能性があることを素直に謝りました。
私は、腹を立てる気にはならず、そういうこともあるんだなぁ、くらいにしか思いませんでした。
もともと、これっぽっちも良い結果を想像していなかったので、あぁやっぱりね、くらいにしか思いませんでしたが、それでも自然周期で採卵した卵の質がどれほどのものかはちょっと興味があったんです。
今回、それさえも分からなかったことが非常に残念でした。

体外受精っってお金もかかるし精神的にも辛いし、どこまで続けるか悩みどころです。
どこかに「体外受精は、その人に合った方法を見つけるまでに時間がかかるから3回は続けてみる価値がある。」と書いてあったので、そうか、と思っていましたが、既にそのうちの2回を食いつぶしてしまいました。
あ、だからって3回で終わりにしようとか考えているわけではないのですが、なかなか移植まで進むのって難しいなぁ、なんて思ったりして、体外受精がタイミング療法やAIHよりも妊娠率が高いのかどうか、微妙だなぁって思いました。
そりゃ、移植まで進んでからの妊娠率はAIHより高いかもしれませんが、採卵まで行きつかない場合もあるし、移植まで進まない場合もあることを考えたら、もしかしてタイミングやAIHのほうが確率高いんじゃない?なんて思ってしまいます。
私のように両卵管閉塞では体外受精しかないかもしれませんが・・・。

とにかく、採卵の失敗だろうが高齢のためだろうが、今回も移植まで進みませんでした(泣)
毎日寒いし、ちゃんと春は訪れるのでしょうか。

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またまたやってきた採卵日。

朝、8時30分に来院するように言われているので、いつもの朝と変わらない。
週初めなので、保育園に布団や毛布のシーツをセットしなければならず、ちょっと大変です。
夫から預かったブツ(笑)は、冷めないように下着の中に入れてくるように指示を受けていますが、保育園でばたばたしている間にポロッと出てきてしまったら恥ずかしいので、夫に出勤を1時間遅らせてもらうように頼んで、ナナコを保育園へ送っていった後、駅でこっそりと渡してもらうことにしました。

8時20分にクリニックに着いて、受付のあとすぐに着替えるように言われる。
私は前回と同じく、採卵の順番は2番目。
前の人の採卵が終わってすぐ、手術室に案内されました。
9時。採卵開始です。
先生がやってきて、エコーを見せながら
「卵胞がだいぶ大きくなりましたね。ちょうど排卵直前で、時期的にも良いですね。
誘発剤が効いて他にも原始卵胞がいくつか育ってきていますが、今回は1個だけと決めたから1個だけ採卵します。
卵巣がまだ薬に反応してくれますから、誘発するか1個だけにするか迷うところなんですけどね。」
と言いました。
先生一人。看護士2人に見守られながらの採卵です。
考えてもしかたないのに、またまた手術室の天井を見つめながら、
「子供を作るのって、医療行為なんだな。本当は、普通に夫婦生活を送っていれば、赤ちゃんが来てくれるはずなのにな。まだマンモスを追っていた頃の人類には、子孫を残す医療行為なんてあり得なかったもんな。」
と、「はじめ人間ギャートルズ」(←古い!)の母ちゃんのことを思いました。
いつも背中に数人の子供と狸を1匹、おんぶしてたっけ。

「麻酔お願いします。」
と言う言葉とともに、私の耳にブーンというちょっと不快な、古いエアコンが近くで音を立てているような、そんな音がしました。
別に、本当に音がしているわけじゃないんです。
静脈麻酔を入れられると、そんな音がするように感じるんですね。
昔、何かで臨死体験記を読んだことがありますが、その体験に近いかも?と思いました。
眠くなる、というよりも視界が全てモザイクに映っているような不思議な感覚で、まるで「不思議の国のアリス」の世界に入り込んだみたい、とボンヤリと思いました。
自分自身はまるでミジンコのように小さく、それなのに象の着ぐるみを着せられているように感じました。
多分、肉体は麻酔で全く動かず、残っている意識だけがそう思うのでしょうね。
やっぱり、死ぬときってこんな感じなのかもしれません。

採卵はおそらく5分程度だったと思います。
全てがモザイクで出来ていた私の世界が、少しずつ元の手術室の様相に変わって来ました。
「終わりです」
と言う言葉が遠くから聞こえてきて、看護士さんが私に紙オムツをはかせるために「腰をちょっとあげてください。」という声も遠くから聞こえました。
だんだんと意識がはっきりしてきて、天井はぐるぐる回っているけど指先も動くようになってきました。
しばらくここで休むように、と言われ、前回に引き続き今回もまたベッドに案内されず、手術室のベッドにそのままとなりました。
小さなクリニックですから仕方ないんですけどね。
だんだん周りの音も少しずつ分かるようになってきたところで、甲高い声が遠くから聞こえてきました。
麻酔がまだ覚めていないせいかと思いましたが、やっぱりどこからか
「痛い!痛い!痛いよう。痛いよう。」
と悲痛な声が聞こえてきました。
ここは陣痛室か!と突っ込みを入れたくなるほどの叫び声でした。
でも、出産は取り扱っていないし、手術室は今私がいるこの部屋だけだし、先に採卵した人のベッドルームも静かです。
少しして、「起きてください!起きてください!」と先生の大きな声がして、静かになりました。
どこかで麻酔をかけた何かが行われていたのでしょうか。
何があったか分からないけど、彼女にとっては今日は最悪な日だったと思いますが、どうか明るい未来が訪れますように、とボンヤリ思いました。

一昨日の診察のときに午後から会社に行きたいので、麻酔ナシでの採卵はできないか聞いたのですが、出来ることは出来るけど、1個のみの採卵だから失敗したくない。ふらふらする感じが嫌なら薬の種類を変えることは出来るけど、早く帰りたいのなら今の麻酔が一番目覚めが良い、と言われ、今回の採卵に臨みました。
でも、先生は気を使ってくれたようで、早々と着替えさせてくれて、手術後の内診を行ってくれて、11時には会社に向かうことが出来ました。
また、次の診察は2日後の1/13(木)という指示で、さらにその次の診察は1/15(土)になるとのことでした。
木曜日も土曜日もクリニックが午前中しか開いていないので、普通ならば今週は火、木、土と午前中にクリニックに通わなければならないのですが、今週は土曜日も出勤日のため、週に3回も午前半休出来ません。
なんとか頼み込んで、次の診察を金曜日の夕方と土曜日の午前中にしてもらいました。
金曜日の夕方は会社が終わってからクリニックに通い、ナナコのお迎えは夫にお願いすることにしました。
仕事は、本日と土曜日の午前半休をお願いしました。
もう、あちこちにいろんなことを頼みまくりです。
いろんな人が協力してくれるおかげで、私もなんとか不妊治療続けられて、本当に感謝感謝です。
だから、まだ見ぬ赤ちゃん。
早く来て、みんなの期待に応えてあげてね・・・。

昨日も一昨日もクリニック通いで、ブログに状況を書き残しておきたかったのに、忙しくてブログを更新できませんでした。

<2011/1/8(土)>
クリニックは午前中のみで、年明け最初に土曜日と言うこともあってか、予約の患者さんで満載でした。
でも、体外受精の患者さんは時間や予約枠も優先されるようで、特別に12時30分~というあり得ない時間枠を開けてくださいました。
とはいっても、診察の終わらない患者さんでいっぱいで、先生は一人しかいないし大変だなぁ、と思いました。
診察の結果、卵胞は18mm。
「いい感じで育っていますね。1/11(火)に採卵しましょう。周期13日目でちょっと早いので、それより前にはできるだけ採卵したくないんですよね。」
と先生は言いました。
採血と誘発剤の注射を打ってこの日は終了。
いよいよ、2回目の採卵かぁ。どうなるのかな。
そして、この日はこの後、そのまま仕事に行き、帰宅したのは22時でした。

<2011/1/9(日)>
朝9時にクリニックに行きました。またまた体外受精の患者さんの特別枠です。
エコーで時間をかけて卵胞を捜していました。
今回の卵はちょっと探しにくいところにあるのか、毎回探すのに時間がかかっています。
消えてなくなってしまったのではないかとドキドキしてしまいます。
卵胞は20mm。
思ったよりは小さかったみたいですが、
「これ以上大きくする必要はありませんね。一番大きいところで20mmありますからね。大丈夫です。」
と言われ、かえって不安な気持ちになる。
「前回、セタロイドの注射(排卵抑制)を打っていますから大丈夫だとは思うのですが、自然周期ですから排卵してしまう可能性も1割くらいあります。前に使っていた点鼻薬(ブセレキュア)よりは効き目がちょっと弱いんですよ。まぁ、9割がた大丈夫だとは思うのですが、排卵してしまう可能性もあるということだけお伝えしておきます。
今夜22時30分にHcgを自己注射してください。」
と言われ、注射器セットを渡されました。
久しぶりの自己注射かぁ。もう忘れちゃったけど、大丈夫かな・・・。

この日もこの後仕事に行き、帰宅したのは22時。
自己注射のことなどすっかり忘れていて、帰宅してバッグの中から注射器セットが出てきて思い出しました!
「絶対に忘れず、時間を守って注射してください。」と言われているので、IVF1回目の時は緊張しまくって、10分くらい前から注射器に薬を充填し、静粛な気持ちで時間を待ったのに、今回のこのグダグダさは何なんでしょう!?
今回、たまたま、自然周期で排卵してしまう可能性もあるとのことで、hcg注射の時間を通常より1時間遅い、22時30分に打つように、と指示を受けていたので間に合いましたが、普通は21時30分が注射の時間なので、間に合わないところでした。
やる気あるのか?私ってば!?

そして、今日。
やっと、仕事もクリニックもない、普通の休日でした。
前回の採卵と違って、体調は万全です。(前回は38度の熱がありましたからね)
でも、前回と違うのは、仕事に復帰していると言うこと。
明日は採卵のため午前半休。
次の受診は2日後と言われているので、1/13(木)の予定ですが、この日はクリニックが午前中しかやっていないので、またまた午前半休。
とにかく超多忙時期なので、とっても顰蹙です。
ただでさえナナコのお迎えで時短勤務なので、「明日頑張るから、今日休ませてください。」と言えないところがホントに辛いです。

不妊治療と育児と仕事の両立って・・・辛い。
けど、ガンバリマス。
赤ちゃん、早く、パパとママとナナコに会いに来てください。

周期9日目。
年が明けて、初めての診察となりました。
1ヶ月間、漢方薬(八味地黄丸)を飲んでいましたが、私の卵巣は一体どうなったのでしょうか。

だいぶ時間をかけて卵胞をチェック。
あまりにも長すぎて今回は卵胞がないのかと思いましたが、
「今、16mm。卵巣も元気ですね。」
というお言葉をいただきました。
そして、
「今月採卵しましょう。薬を使えばもう2,3個、卵が取れそうですけど、1個ずついきましょう。
今は点鼻薬(ブセレキュア)を使っていませんから、今日排卵を抑制するための注射を打ちたいと思います。この注射、1本打てば4日間、排卵抑制が有効なんですが、4万円かかります。だから、採卵をする、と決めてから打たないともったいないんです。採卵するということでよろしいですか?」
もちろん、私も採卵する気でいましたからまったく問題ありません。
問題は仕事!
とにかく私、今週だけは非常に忙しいんです。
明日からの3連休も全て出勤予定です。
ナナコは夫に任せて、夜中まで働くつもりです。
今日の通院も、非常に顰蹙を買いながら、時短勤務の上にさらに1時間ほど早く早退してきました。
そうでないと、ナナコのお迎えに間に合わないんですよ・・・。
夜中までおもいっきり働けるのは、夫が在宅のときの週末のみ。
それなのに、
「卵胞の様子を見ていきますので、明日から毎日診察に来てください。」
と言われてしまった。
ちょうど3連休のときで良かったと思うべきなのか、タイミング悪しと思うべきなのか。
採卵は1/11(火)の予定だけど、卵胞の状態で変わってくるとのこと。
明日からは3連休は、クリニック→仕事→夜中に帰宅となりそうです。

不妊治療は私のほかに代わってくれる人はいないし、ナナコの面倒は夜の寝かしつけまで考慮すると夫しか代わりがいないし、仕事は代わってくれる人はいるかもしれないけど、ただでさえ時短で迷惑かけているのにその上に休みがちでは私の存在意義がなくなってしまいそう。
うーーん。辛い。
不妊治療で通院です、と誰にも言えないところがまた辛い。

どうか早めに赤ちゃんが来てくれますように。
プロフィール

kuromamma

Author:kuromamma
38歳で初期流産。
40歳で妊娠&女の子出産。
不妊治療の末、43歳でやっと男の子を授かりました。

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