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予想どおり、陰性でした。
まったくかすりもしませんでした。

前日、夫に
「あと、何回くらい続けるのかなぁ。」
と、ぽつんと聞いてみた。
お金は全額私の支払いですから、別に夫のお伺いを立てる必要はまったくないんですけどね。
夫は
「そうだなぁ。今年いっぱいくらいかなぁ。」
といった。
今年いっぱい。
今は6月で、今月分もカウントしたとしてもあと6回。
6回というのは、今までの採卵回数と同じだけ。
今までのことを考えると長いような気もするし、かといってあと6回と思うと少ない気もするし。
過去6回の採卵の燦さんたる結果のことを思うと、今後さらに条件が悪くなる残りの6回のチャンレンジがうまく気がまったくしない。
良い卵が出てくるのを待つしかないのに、残り6回で妊娠までいきつくのだろうか?

そんな話を聞いた翌日、重い足取りで判定結果を聞きに行きました。
診察室に入った瞬間の先生の落ち着き払った雰囲によって、部屋の空気に「陰性」の文字が漂っているように感じました。
先生は
「今回の結果は反応が見られません。この黄体ホルモンの値はもうすぐ生理がくる値ですね。」
と言った。
そして、今回は通常の体外受精を行なったが受精しなかったことから、次回からは顕微を考えたほうが良いだろうと言い、少し言葉を選びながら、この先も体外受精を続けるかどうかの意思確認を行なった。
これからも何回かは続けたいと思っていると答えると、それでは今回は薬も使って周期が乱れているだろうから次回はお休みしてその次から始めましょう、と言いました。
待って待って!
ということは、残り6回のはずが残り5回になってしまうということか!?
それで、採卵は毎回1周期おきにしか行えないのかと聞いてみた。すると、今回は移植を行なったので次回が良くないとのこと。50%の確率で空砲になったりするとのこと。
つまり、毎回採卵&移植の組み合わせでは6回は行えないってことじゃん。
ただでさえチャンスが減るし、どうせ今回だって前周期にピルで調整しているにも関わらず卵の質が良くなかったじゃん。
それならば、次回も採卵して欲しい!
というわけで、採卵してみて卵の質が悪ければ諦めるから、採卵だけはして欲しいと伝えた。
先生は、それならば次回も血液検査して、あまりにも値がよくなければ調整に切り替えることにして、採卵しましょう、と言ってくれた。

やっぱり無理に移植しなければよかったかな。
早くリセットして欲しいです。
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しばらくブログをサボっているうちに、とうとう明日が判定日となりました。
本当に、全く、これっぽっちも、1mmも妊娠している気はせず(何しろ2分割のグレード4ですから!・・・ってしつこい?)、毎日毎日生理はまだか?とリセットまでカウントダウンの日々であります。

そんな中、本日、ナナコの1才6ヶ月健診がありました。
3ヶ月検診や10ヶ月健診は最寄りの小児科で都合の良い時に受診すれば良かったのですが、1才6ヵ月検診は集団検診のため日時固定だったので、保育園をお休みしてお昼過ぎに連れていきました。
保育園の同じクラスに、ナナコと同じ生年月日のお友達がいて、健診のときに会場で会いました。
送り迎えの時間が異なるのでその子のお母さんとは普段あまり会わないのですが、そのお母さんがバッグにマタニティーマークをつけているのを初めて知りました。
そうなんだ~。
クラスのお友達はみんな、どんどんお兄ちゃんお姉ちゃんになっていくんだね。

皆さん、私よりもずっとずっと若いですからね。そろそろ2人目を身ごもっても全然おかしくありませんよ。
でも、私にはそんな日はくるのだろうか。
ナナコが保育園を卒業するまでに次の子が生まれることがあるのだろうか。
保育園のクラスの中でただ一人、ナナコだけが一人っ子になっちゃうのかなぁと思い、ちょっと切なくなってしまいました。
他人は他人、うちはうちだと、頭では分かっているのですけどね。
いっそのこと、はじめから何も知らなければそんなことを思い悩むこともないのでしょうけど、なまじ知ってしまうばかりに辛さ倍増なんですよね。

そして明日、リセットしてもしなくても(おそらく)陰性の引導が渡されるわけですが、これまた血液検査の結果で分かるよりも自然にリセットしたほうが気持ちの切り替えが早いような気がします。
だって、リセット前から「あなた、今回は妊娠していませんよ。」って言われるんですよね。
はぁぁぁぁ~。明日のことを考えると気が滅入ります。
分割確認のときもそうだったんですけどね。
悪い結果を予想していて諦めがついていたとしても、あらためてそれを言葉で言われるとズシンときます。
太ったと自覚していても、他人に「お前デブだな~」と言われるのと言われないのでは雲泥の差ですよね。
まぁ、その言葉をバネに痩せる努力がすることができるから、不妊よりは全然マシだと思いますが。

そんなわけで、判定日前日にして既に落ち込んでおります。
何に落ち込んでいるのかわからないけれども。

D15。

まだ分割が確認できていない私の卵の状態は、10時30分に電話して確認することになっており、午後からは仕事に出かける予定でした。
10時30分過ぎに次の診療をどうすれば良いかの確認でもしよう、と思い培養士さんに電話しました。
すると、なんとも驚きなことに
「分割が確認できていますので、本日移植を行います。午後にご来院ください。」
と言われました。
え?え?分割?マジですか。
嬉しいというよりも、ちょっと困惑してしまいました。
今更分割した卵なんて、移植に値するものなのかね??
試しに今、何分割なのかと聞くと、
「現在、2細胞になっております。」
とのこと。
おいおい、2分割かよ~。2分割で移植って、あんまり聞かないんですけど・・・。
それでも、ここでごちゃごちゃ考える間もなく、分かりましたと言って電話を切りました。

午前中、仕事に出かけていた夫が帰宅したので、
「分割したんだって。今日移植なんだって。」
というと、やはり微妙な表情。それ、移植する意味あるの??と。
まぁ、でも移植しないことには確率は0%のままだしね。
かといって、移植代だってかなりの高額なわけで、ほぼダメだと分かっている胚の移植にはちょっと消極的な気分になってしまいます。

そんなわけで、午後の仕事の予定をキャンセルし、13:15にクリニックに行ってきました。

まず培養士さんが、写真を見せながら胚の経過の説明をしてくれました。
採卵当日、通常の体外受精を行ったが翌日までに受精が確認できなかった。
夕方まで分割が確認できなかったので顕微授精を行なった。
本日になって分割が確認できた。

そういって見せてくれた写真は、一瞬、いっぱい分割してるじゃん!と思わせるような、フラグメントだらけの2分割の受精卵でした。

丁寧に説明してくれる培養士さんにおそるおそる聞いてみました。
私「これって、妊娠まで行きつくんですかね・・・?」
培「そうですね・・・。確率はちょっと低いかもしれませんね。」
私「例えば、これを4分割するまで待って、それから移植ってわけにはいかないんですかね?」
培「そうですね・・・。あまり変わらないと思います。胚盤胞まで培養して移植するのなら意味があるかもしれませんが。」
私「でも、この胚は胚盤胞まで進みませんよね?」
培「ちょっと厳しいかもしれませんね。それなら今日移植してしまったほうが、子宮の中のほうが育つかもしれません。」

というわけで、微妙な気分のまま移植に進むことにしました。

採卵の時と同じベッドに案内され、しばらく待ちました。
前のクリニックでは移植の時は尿をためておくようにとの指示でしたが、今回は移植の直前にトイレに行き、全ての尿を出すように言われました。
14時30分。
採卵室に呼ばれ、採卵の時と同じように内診台に昇りました。
左側のモニターに、シャーレの中の受精卵の拡大映像が映し出されました。
やはり、フラグメントいっぱいの2分割卵でした。試しに、これは4分割になったのか聞いてみようかと思いましたが、わざわざ自らショックを受ける必要もないので、聞くのをやめました。
培養液の中から受精卵が針の中に吸い込まれるところまで映し出され、次に超音波の映像で針の先からぴかりと光る受精卵が1つ、子宮のなかに置かれた様子が見えました。

ベッドに戻ると看護師さんがやってきて、移植胚の評価を様子を書いた用紙を持ってきてくれました。
それによると、2分割のグレード4
4分割のグレード2じゃありません。2分割のグレード4です!

かなり諦め気分の移植でした。
確率が0%ではないとはいえ、移植するにも8万円かかりますからね。
まだ購入者平等にチャンスのある宝くじのほうが夢を見れるってもんです。
8万円分も宝くじに費やしたら、期待も大きいですし。
はぁ。それなのに、2分割のグレード4。
妊娠判定日は6/9ですが、判定を待つというより次の生理を待つという気分です。

まぁ、初移植なので、移植がどんなものなのか分かってよかったです。
前回の目標が2分割だったから、少しずつ進んでいると信じて・・・。

D14。

昨日の受精確認では結果が分からず、受精していない場合には顕微授精をお願いしたので、本日の10時30分にまた電話してみました。
昨日の結果ですっかり諦めている私は、もうそわそわすることも何もありませんでした。

電話口に出た培養士さんは言いました。

「昨日の夕方、分割が確認できなかったため顕微授精を行いましたが、分割は今のところ確認できていません。もう少し培養して分割見られるようなら明日、移植します。明日、またお電話ください。」

ほらほら。
ダメだってば。翌日のレスキューISCIなんて。
これで分割が進んだら逆に怖いよ。どうせどこかで止まるのに、お金はかかっちゃうんだから!

ダメなことはもう分かっているので、移植はないと踏んで、明日、土曜日は休日出勤の予定を入れてしまいました!
まだまだ続きそうな不妊治療のために、有休とお金を稼がないとね。

D13。受精確認。

今までのクリニックでは、受精確認は採卵後2日目に受診して確認することになっていたのですが、今回から培養士さんに電話で確認できるので、会社を休まなくて済む分、助かります。
でも、過去に採卵を5回もしているのに、分割まで進んだのは最初の1回だけ。(しかも4分割止まり)
受精もしない、または異常受精で先に進めないことばかりで、もう、ね。
本当に全く、分割まで進む気がしないんですよ。
電話で確認したところで、「残念なことに受精しませんでした。」という言葉が電話の向こうから聞こえてくる様ばかり想像できます。
とはいってもね。どんなにダメな結果を覚悟しているからとはいえ、嫌な言葉は聞きたくないんですよ。
だから、午前中はまだ仕事に集中できたものの、お昼になるともうそわそわして、あぁ、嫌なことは早く終わらせたい。
ホントに期待値1%未満。
私、本当に不妊治療を続ける意味あるのかしら?と我ながら思います。

13時。
会社の昼礼が終わると、もう電話してOKな時間です。
いつ電話しようか、電話可能な時間の終わりギリギリのほうが、より正確な結果が分かるのかしらん、と思いつつ、全く仕事が手につかないのでさっさと電話することにしました。

1回目のコール。話中。
2回目のコール。話中。
3回目。かかった!

診察券番号と名前を告げると、
「はい。結果は、今のところ受精したかどうかの確認が出来ていない状態です。このまま培養を続けてみて、夕方までに分割が始まらなければ顕微授精することもできますが、いかがいたしますか?1万円余計にかかってしまいますが。」
と培養士さんは言った。
ほらね。受精しないんだってば。(泣)
夕方まで分割しなければ顕微する・・・。
これ、デジャブですか?
3回目の採卵は今回とまさしく同じでした。
電話での受精確認はなかったので後から先生に聞いた話ですが、やはりそのときも受精せず、翌日にレスキューICSIしたものの、結局受精しませんでした。
前日にICSIしていれば良かったのだけど、ICSIするのが遅かった、とそのときの先生は言った。
今回も、採卵から1日経過した今日、これからICSIに進む(かも)。
はぁ~。とにかくダメもとで顕微をお願いしましたが、もうダメなんだろうな。
採卵6回もしているのに、移植どころか分割にも行き着かない人、どのくらいいるのでしょうか。

どこかのブログに、採卵しても移植まで進めない周期が一番辛いと書いてあったけど、私なんか採卵の全てが移植まで進まないよ。
お金がどうこう言いたくないけど、会社に理由をつけて休む手間とか、ナナコのお迎えに行けずにナナコに寂しい思いをさせているとか、自分の精神力をどこまで保つかとか、もちろんお金のこととか、多大な時間と労力をかけて夢を見ることさえ出来ないなんて。
用意周到にトレーニングを重ねてマラソンのスタートラインにはたったものの、1m先の小石に蹴躓いて足をくじき、残りの42.194kmの景色さえ見ることも出来ずに終わってしまう、そんな気持ちです。

ナナコ。
本当に私のところによく来てくれたね。本当に、本当に、本当にありがとう。ナナコ。大好きだよ。

そんなことをあらためて思いながら保育園にナナコをお迎えに行くと、先生が言いました。
「ナナちゃんがね。他の子をつねるんですよ。他のお友達は何も悪いことをしていないのに。」

その言葉は精神的に参っている私の耳には、とてもきつい言葉に聞こえました。
まるで、ナナコが他の子に迷惑をかけるダメ園児だと言われているように感じ、どん底まで気持ちが沈みました。
ナナコだけがニコニコと甘えてきました。

保育園のお話はまた、今度。
プロフィール

kuromamma

Author:kuromamma
不妊治療したり、
育児に悩んだり、
気が付けば50代。
これからは、自分の存在を見つめなおします。

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