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気がつけば、今日はリョウが0歳最後の日。
仕事に復帰してからもいろいろあった。
毎日、忙しくて携帯のメールもなかなか返事が書けない。
でも、これだけは書いておかないと。
リョウ、生まれてきてくれてありがとう!
ナナコ、優しいお姉ちゃんになってくれて、ありがとう!

ナナコが最近よく私に言う。

「ママのお腹にはもう赤ちゃんいないから、代わりにナナちゃんがいっぱい産んであげるね。」

楽しみにしてるよ。ナナコ。
でも、30人も産むそうで…。
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先週の金曜日。

家から近くにあるいすゞの工場の納涼祭があると、地域の回覧板で知った。
育児休暇も残すところ2週間。
育児休暇の間に、なるべくたくさんナナコやリョウと遊んであげたいと思っている私は、この平日に開かれる納涼祭に子供たちと行ってみようと心に決めていた。
車での来場が禁止されているので、バスで行かなくてはならない。
バス停がどこかもよく分からないが、なんとかなるだろう!

それなのにこの日の夕方、お迎えの30分前に保育園から電話がかかってきた。
「リョウ君のお熱が37度8分あるので、早めにお迎えに来てもらえますか?」

リョウは平熱が高いのか、元気なのにいつも体温が37度くらいある。
寝起きに測ると36度後半だが、動き回ると平気で37度3分くらいまであがってしまう。
保育園に迎えに行くと、リョウは元気だったが確かに少し身体は熱かった。
熱かったが、これもいつものことだった。
・・・なんて考えて、浅はかにも私はナナコとリョウを連れてお祭りに出かけてしまったのだ。

すっかりお祭りに行く気になっているナナコに言った。
「リョウがね。少しお熱があるの。だから約束してほしいの。あまり長いあいだはいないからね。すぐに帰るからね。それから、リョウはママが抱っこするからね。ナナちゃんは疲れても頑張って歩いてくれる?それから、ママは実はバス停の場所が分からないの。もしかしたらバス停が分からずに行けなくなっちゃっても怒らないで。それから、それから・・・。」
ナナコが最後まで聞いて理解したかどうかは分からない。
とにかく前途多難のまま出かけたのだ。

バス停は見つかり、ごった返す人の中、ちゃんとバスに乗り、愚図るリョウを抱っこしながら会場まで着いた。
工場なのでとても沢山歩いた。
ナナコは約束通り、文句を言わず頑張って歩いてくれた。
ナナコがかき氷を食べたいというので、かき氷を買ってあげた。
それを食べているあいだに、メインステージでやっていた太鼓の演技が終わってしまった。
ナナコは太鼓を見たかったらしいのだが、終わってしまったと聞いて残念そうな顔をした。
お神輿がやってきたのでそれを一通り見て、「もう遅いから帰ろう」とナナコに言ったが、不完全燃焼のナナコは嫌だと言った。
ヨーヨーを買ってあげるから、それを買って帰ろうと言うと、ナナコはうんと言ってくれた。
しかし、広い会場の中、どこにヨーヨーを売っているのか分からない。
さんざん歩き回って、人に聞いて、やっと売り場を見つけたが、長蛇の列だった。
ナナコに「おしっこ大丈夫?」と聞いたら、大丈夫、と答えたので、それを信じて列に並んだ。
しかし、程なくしてナナコは「オシッコ・・」と言い出した。
仕方がないので、列をいったん離れ、簡易トイレに連れていった。
なんとか用を済まし、再度ヨーヨーの列に並び直し、待って待って、やっとマイメロちゃんのヨーヨーを手にした。
こんなに長居をするはずではなかったのに、既に終盤の花火の打ち上げの時間が迫っていた。
花火を見て帰るか、すぐに帰るか悩んだが、リョウのこともあり帰ることにした。
リョウは具合が悪いのか、会場では抱っこされたままずっと寝ていた。
いつもならこんな事ないのに・・・。
さっさと帰宅し、花火は自宅の窓から小さく見えるのを眺めようと思っていたのだが、ちょうど帰りのバスの時間と重なり、最初の数発しか見れなかった。
ゲストに来ていた髭男爵も、ヨーヨーの列に並んでいたので、見ることが出来なかった。

行きも帰りもバスが満員のため、目の前で行ってしまい、1本待たされる羽目になった。
だから、余計に時間がかかってしまった。
バスで座席に座ると、抱っこされたままのリョウは目を覚まし、激しく泣いた。
そして、帰りのバスの中、突然、リョウが吐いてしまった。
抱っこしている私の服も抱っこ紐も、昼間食べたと思われる吐瀉物でいっぱいになった。
でも、どうすることも出来なかった。
抱っこしていたので汚れたのは私とリョウの服だけで、バスの座席を汚さなかったのは不幸中の幸いだった。
でも、私は慌てふためいて、タオルとビニール袋を取り出し、処理しようと頑張った。
そんな中、ナナコは隣りで
「ねーねー、今、○○が見えたよ」
「ヨーヨーがあってよかったね」
と、普通におしゃべりするものだから、もう、うざくてうざくてたまらなかった。
リョウが無事なのかどうなのか、熱が高いのかそうでもないのか、それさえ分からず、心配でたまらないのと、自分の浅はかだった行動を呪うので、頭がいっぱいだった。

バスが到着し、そこから自宅まで車で帰った。
車に乗せてもリョウは眠ったまま微動だにしなかった。
吐いたものは喉に詰まっていないのか?
ちゃんと息をしているのか?
生きてるの?死んでるの?

運転が苦手な私が、自宅まで車をぶっ飛ばして帰った。
ナナコが途中で、
「ねーねー、ママー。リョウはまだ若いから大丈夫だと思うよ。」
と私を慰めた。
私がナナコにいつも言っている言葉だった。
ナナコが転んですりむいたりしたとき、いつもナナコに
「大丈夫よ。ナナちゃんはママと違って若いからね。すぐに治るからね。」

けど、その時の私はそんな言葉に優しく反応する余裕がまったくなかった。
せっかく慰めてくれたナナコにきつくこう言ってしまった。
「若いから危ないんじゃないの!若いから死んじゃうかもしれないんじゃないの!!」

ナナコは黙ってしまった。

・・・・

自宅につき、リョウを着替えさせ、布団に寝かせた。
体温を測ったら微熱だった。
息もしていた。
だけど、目を覚まさず、夕食を食べる訳もなく、朝までずっと眠り続けた。

リョウにもナナコにも、後悔、後悔、後悔の嵐。
本当にダメな母ちゃんでごめんなさい。
本当にダメな母ちゃんでごめんなさい。
本当にダメな母ちゃんでごめんなさい。
・・・・

ナナコは笑って許してくれた。
でも、帰りの車は速くてちょっと怖かったよーと言った。

・・・・
翌日の夜、夢を見た。
ひどい夢だった。
前日まで笑顔でつかまりだちしていたリョウなのに、死んでしまった。
本当は身長が70cmあるのに、亡骸は20cmほどの胎児と同じだった。
セミの抜け殻のようにカラカラで、頭に蟻が入ったような穴が空いていた。
お医者さんが言った。
「もう、多分ダメだと思いますが、2、3日様子を見てみましょうか。」
どう見ても死んでいた。
夢の中で、これは夢だと思った。
昨日までもっと大きかったリョウが、こんなに小さくなるわけがない。絶対に夢!
だから、早く寝よう。
次に起きたら、この悪い夢から覚めているから。

翌日、起きたらちゃんと隣にリョウがいた。
息をしていた。
私が起きて、身支度をしていると、普段通りリョウも起きてきて、泣いた。
元気だった。
微熱はあるが、普段通りだった。

リョウ。
本当にごめんなさい。
もう、絶対に、こんなことしません。

そして、ナナコ。
本当にごめんなさい。
ナナコはお祭り会場で約束通り、全部歩いてくれた。
ナナコは約束を守った。
なのに、私はナナコにひどいことばかり言ってしまった。

最低、最悪のママだった。
猛反省した。
二人に二度とこんな思いはさせません。
プロフィール

kuromamma

Author:kuromamma
38歳で初期流産。
40歳で妊娠&女の子出産。
不妊治療の末、43歳でやっと男の子を授かりました。

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