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今日はクリスマス・イブです。

キリスト教ではない私には、クリスマス・イブやクリスマスが、どんなにおめでたい日なのかよく分かりませんが、この不景気な世の中でも、消費者の購入意欲が高まる、1年で数少ない1日であることには間違いありません。
子供たちはサンタさんが来るのを待ち、若いカップルは恋人とのロマンチックな夜が来るのを待ち焦がれていることでしょう。
でもきっと、本当のところは、2009年前にマリア様が陣痛に苦しみながら、イエス様の誕生を待ち望んだ日なのでしょう。

去年の今頃は、私、何をしていたのかしらん、と会社の勤怠システムを眺めてみると、とあるプロジェクトが佳境に入り、夜のマシン時間がとれずに、仕方なく朝早く出社して仕事していたのでした。
そしてこの頃の私は、一度流産して以来赤ちゃんがなかなかできないことに悩み落ち込んでいた中、義妹が妊娠して出産を控えていた頃でした。
義妹は既に出産予定日を過ぎているのになかなか産まれない、と言っており、義妹に赤ちゃんが生まれたら会いに行くんだよなぁ。
でも、素直に「おめでとう」なんて言えないよ・・・と黒い心モクモクの時期で、公私共にクリスマスから最も縁遠い立場にありました。

そんな暗黒の去年のクリスマスから一転して、今年はなんと幸せなクリスマスでしょう。
といっても、クリスマスらしいことは何もしませんけどね。
夜のディナーだって、鶏の丸焼きの代わりに大根と厚揚げの煮物、ポタージュの代わりにお味噌汁、カルパッチョの代わりに納豆を食べますよ。
母乳には和食が良いって言いますから。

さて、そんなクリスマス・イブの本日、天気も良く少し暖かいので、姫さまを抱っこしてお散歩してきました。
姫さまを外気浴させるのが目的なんですけど、スリングに入れて連れ出すため、外気に触れる部分なんて顔だけなんですけどね。しかも、いつも寝てるし。

散歩に出たのはお昼前で、いつもはこの時間は人通りも少なく静かなのですが、今日は下校途中の小学生がたくさんいました。
今日で2学期が終了のようで、みんな運動着やら何やらたくさん荷物を抱えていました。
私は子供が少し苦手なので適度な距離を保って歩いていたのですが、信号待ちをしているときにちょうど、同じく信号待ちをしていた男の子が2人いました。
そして、そのうちの1人が姫さまを覗きこみ、「わぁ。赤ちゃん?小さいねぇ」と話しかけてきました。
「そうよ。赤ちゃん。可愛いでしょ?」
というと、男の子は興味津々で
「触ってもいい?」
と聞きました。
まだ1ヶ月の姫さまなのに、新型インフルエンザとか大丈夫かな、と思ったのですが、せっかく興味を持ってくれた男の子に「ダメよ!」なんて言えずに、触らせてあげました。
その子は、姫さまのほっぺたをちょいちょいと2回触って、「可愛いねぇ」と言いました。
そして彼は、初めて会った私に、自分は小学2年であること、自分には3才の妹がいるけどちっとも可愛くないこと、自分のお友達はクリスマスが誕生日だから、おじいちゃんから2つプレゼントをもらえる事などを話してきました。
「ねぇ。お兄ちゃん。名前はなんていうの?」
と私が聞くと、
「レン」
と答えました。
「レン?かっこいい名前だね。」
「お母さんがつけたの。"コイ"って。」
「コイ?」
「一目ぼれの恋」
「あぁ、それで恋(レン)なのね!いい名前だね」
そんな話をしている間に分かれ道に差し掛かり、「ばいばい!」と別れました。

何気ない日常。
でも、今までの私には、見ず知らずの子供とお話をする機会なんてまったくありませんでした。
話をしたいとも思いませんでした。
でも、子供が苦手だったはずなのに、なぜかとても嬉しかったんです。
しかも、小学2年生というのは、私が想像していたよりもなんだか、大人でした。

イギリスのディケンズの「クリスマス・キャロル」というお話は確か、クリスマス・イブの夜に偏屈な嫌われ者の老人の前に3人の幽霊が現れて、過去、現在、未来の姿を見せられた結果、人間らしい心を取り戻す、というお話だったと思います。

私は今日、自分が「クリスマス・キャロル」の偏屈じいさんで、でも小学2年の少年が私の心をほぐしてくれたような気がしました。
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プロフィール

kuromamma

Author:kuromamma
38歳で初期流産。
40歳で妊娠&女の子出産。
不妊治療の末、43歳でやっと男の子を授かりました。

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