FC2ブログ

8時30分。

やっと夫が戻ってきて陣痛室に顔を出した。
ナナコはどうだった?と聞くと、車の中で「保育園行かない。ママを迎えに行くんだ!」と言っていたそうだ。
夫が戻ってくると同時に内診され、子宮口は7cmだと言われた。
全然進んでないですね、というと、でも歩けるうちに分娩室に行きましょうと促された。
ナナコの時は混んでいたので、子宮口が9.5cmになって死ぬ思いでやっとこさ、歩いて分娩室に行ったものだが・・・。

それでも確実に陣痛は強くなってきた。
分娩室に入ると、院長先生が現れて言った。
「まだ陣痛の間隔が長いからね。すぐに産まれるというわけではないけれど、痛いよね。早く終わらせたいよね。これからの手順を説明します。まず、破水させます。羊水の状態をチェックします。それから、へその緒の状態をチェックします。無事に分娩できそうならそのままお産になります。」
多分、こんなことを言ったのだろうけど、痛みで返事をするのがやっとだった。

足元に生温かい水が流れた。
「破水しました。羊水は透明できれいです。」と声がした。
その後のことは痛みに耐えるのに必死でよく分からない。
へその緒の状態はどうなんだろうか?
赤ちゃんに巻き付いたりしていないのだろうか?
破水すると途端に陣痛が強くなり、ヒーヒーフーの呼吸では耐えられず、ヒー、フー、ヒー、フーと大声を出さずにはいられなかった。
別の医師が現れた。
3年前、ナナコの出産に立ち会い、かつ5年前、流産したときに手術してくれたT医師だった。
ナナコの出産の後、当時40歳だった私にT医師は言った。
「まだまだ、あと一人くらいは産めるよ。大丈夫だよ。」
その言葉どおり、苦労したけどまた分娩台に戻ってきたよ。
どうか、ちゃんと赤ちゃんが元気に出てきてくれますように。

子宮口がいつ全開大になったのか分からなかった。
だから、いついきんで良いのかも分からなかった。
でも、もう身体が勝手にいきんでしまう状態になっていた。
1回目にいきんだとき、会陰部を切開されたのが分かった。でも、それに対する痛みはなかった。
すぐそこに赤ちゃんが来ているのが自分でも分かった。
2回目の波でいきんだとき、多分、赤ちゃんの頭が見え隠れしていたのだろう。
T医師が「今回は休んで、次の陣痛で産もう。」と言った。
3回目の波が来ていきむと、助産師さんが「はい、もういいよ。呼吸を楽にして」と言った。
赤ちゃんがお腹の中からズズっと出てきて、重く苦しかったお腹が楽になった気がした。

赤ちゃんは「フエ〜、フエ〜」と小さく泣き、それから少しして大声で泣き始めた。
「おめでとうございます。男の子です。」
と、まだ身体が赤黒く、血と皮脂がたくさんついたままの赤ちゃんを触らせてくれた。
体重は3340g。
38週の妊婦検診の推定体重より500gも重かった。
そりゃナナコの時よりお腹も大きく重いわけだわ・・・。

3連休明けの早朝に陣痛が来てくれたので、連休中は夫とナナコの3人で過ごせたし、産気づいてすぐに夫に病院に連れていってもらうことが出来たし、ナナコを保育園にあずけて夫の立会い出産も出来たし、本当にベストなタイミングで産まれてくれた。
小潮のせいか(?)病室はすいていて、初日以外は個室(正確には2人部屋に一人)で過ごすことが出来た。
ナナコの時は同じ日に10人弱の赤ちゃんが産まれたが、今回は私を含めて3人だけだった。

いろいろな面で満足のいくお産をすることがきました。
スポンサーサイト



プロフィール

kuromamma

Author:kuromamma
38歳で初期流産。
40歳で妊娠&女の子出産。
不妊治療の末、43歳でやっと男の子を授かりました。

カテゴリ
カレンダー
09 | 2012/10 | 11
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 - - -
FC2カウンター
ブロとも申請フォーム
QRコード
QRコード

Page Top
Powered by FC2 Blog | | Template Design by スタンダード・デザインラボ