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不妊治療を経て、リョウを授かった私は、今さらあえて不妊治療を語るつもりはなかったのだけれど、どうしてもその手の話題には敏感になってしまう。

先日、保育園の懇談会があった。

ナナコのクラスは第一子の人が多いのに対し、リョウのクラスは上に兄弟がいる人が多い。
しかも、3人、4人、5人と、子沢山の人が多いのだ。
私も本当は3人欲しかったけど、もう45歳だもの。
高望みせず、ナナコとリョウを精一杯可愛がろうと思っている。

そんな中、男の子二人を持つママさんが、「次が女の子と分かっていれば産みたいんだけどね。」と言った。
「もう、男の子しか産まれない気がするんだよね。体外受精でもしようかと思っちゃう。」

え?ええ?


体外受精で産み分けって、たぶん、できないと思う。(技術的にはできるが、日本では禁止されている)
人工授精で産み分けすることはできると思うけど、たぶん、それも100%じゃなかったと思う。

私は、2人目が欲しくて欲しくて、欲しくて、10回以上も体外受精を繰り返し、やっと授かることができた。
私よりももっともっと、つらい思いをして、それでも授からない人もたくさんいると思うけど、私の人生の中ではかなり辛い時間を過ごしてきたことに間違いない。
時間的にも、精神的にも、金銭的にも。
自分の黒い気持ちと戦うことも何よりも辛かった。

私にとって、体外受精はそんな辛い日々を代表する象徴的な出来事なのだ。

それなのに、どうしても女の子が欲しいから、軽く「体外受精でもしてみようかな。」なんて言えちゃう。
もう2人もかわいい子供がいるのに。
3人の子供が欲しいからではなく、女の子が欲しいから。

「不妊治療=辛い=体外受精」
こんな方程式が、私の中では出来上がっているのに、さらっと「体外受精」なんて言えてしまうのは、やっぱり不妊を知らない、世間一般の考え方なんだろうな。

体外受精なんて、不妊治療なんて、今や当たり前のように話題に出てくることはあるけれど、まだまだ、本当の意味でそれを知る人は少ないんじゃないかと思うのです。
そして、体外受精に差別的な考えを持つ人だっているんじゃないのかな、なんて思うわけです。

だから、やっぱりリョウを体外受精で授かったと、軽く人には言いたくない。

でも、断っておきますが、不妊じゃない人が体外受精をしてはいけない、なんて思っているわけでもないですよ。
「辛い体外受精を、私、頑張りました!あなた、知らないでしょ?」なんて思っているわけでもないです。

天真爛漫に「体外受精でもしちゃおっかな」なんて言えるママさんが、純粋にうらやましいだけなんですよね。
3人目、私だったら男の子でも女の子でも、3兄弟でも3姉妹でも、大歓迎なんだけどな。
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kuromamma

Author:kuromamma
38歳で初期流産。
40歳で妊娠&女の子出産。
不妊治療の末、43歳でやっと男の子を授かりました。

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