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朝起きたら、おじいちゃんが「釣りに行く?」と誘ってくれた。
おじいちゃん(父)は釣りが得意だ。

去年、実家に帰省したとき、たまたま釣りの話を聞いて、ナナコはその時だけ釣りに興味を示し、帰宅してから「釣りをしたい。」と言った。

それで小さな釣竿を買って釣りに行ったことがあるが、当然何も釣れなかった。
だいたい、待つのが嫌いなナナコは5分で飽きて「まだ?」を連発し始めたのだ。

そんな経緯があるが、せっかく釣りの経験ができるのならさせてもらいたい。
おじいちゃんなら手筈も良いだろうし。
ナナコに釣りに行く?と聞くと、行くと答えた。

でも、潮もあまり流れておらずと結局、何も釣れなかった。
リョウはさかんにリールを巻きたがり、糸を垂れてはすぐにリールを巻いた。
ナナコは案の定、すぐに飽きて、結局おじいちゃんが釣りもせず、ずっと子供たちの話し相手をしていた。

昼過ぎに電車に乗って帰宅することになっていたので、一時間くらいで釣りを切り上げ、おじいちゃんおばあちゃんは先に帰宅。
うちは近くの市場をのぞいて帰ることにした。

ちょうど、こちらの地方で新盆に行う、じゃんがら念仏踊りを広場で披露していた。

この踊りを見てふと、忘れていた昔の事を思い出した。

私が小学校の一年か二年の頃。
近くには同年代の子供たちがたくさんいた。
その中に、同じかひとつ年下くらいのたかちゃんという男の子がいた。
一緒に家や公園でよく遊んだ。
その子の母親は、癌で亡くなった。
時折、ものすごく体調悪そうな様子で、外出しているのを見かけたが、その後亡くなったのだ。
そして、その翌年の新盆の時、じゃんがら念仏踊りを自宅の庭でやっていた。

私も興味本意で見に行った。

そのときは何も思わなかったけど、子供を持った今。
小学校低学年の子供をおいて逝くことになってしまった母親は、どんなに無念だっただろう。
残された父親はどうやって子供を育てたのだろう。
たかちゃんがその後どうしたのか覚えていない。
幼くして母親を亡くすというのがどんなに辛かったかはかりしれない。
でも、その時、私はそんな気持ちも全然想像できなかった。

たかちゃんは今、どこでどうしてるんだろうな。

お昼過ぎ、来た電車に乗って、帰宅の路に着いた。

ナナコはわりとすぐに電車の中で寝てしまった。
私も疲れて眠りたかった。
それなのに、二人座席の隣に座ったリョウは、全く寝る気配なし。
一人で延々と何かを喋っている。
私が相槌をうちながらいつの間にかうたた寝をしてしまって、目を覚ましたらずっとおしゃべりをしていた。

夫が口封じに飴玉をよこしたが、ガリガリと噛んで食べてしまい、またおしゃべりを始めた。
静かだったのは、飴玉を口に入れた五分間だけだった。
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Author:kuromamma
38歳で初期流産。
40歳で妊娠&女の子出産。
不妊治療の末、43歳でやっと男の子を授かりました。

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