自分を好きになるために

ナナコを通して、新しい自分を発見できるといいな。

発狂。

現在、2歳10か月のリョウ。

物事が自分の思い通りにならないときに、自分の気持ちに折り合いをつけるのがたいそう苦手だ。

昨日の帰りのことだった。

保育園から自宅までのほんの5分の間のことだった。
帰り道についてナナコと意見が対立した。
帰り道と言ったって、そんなに大層な道を通るわけではない。
一つ先の信号に着くまでに右の道を通るか、左の道を通るか それだけの話だ。

リョウは「左がいい」と言った。
ナナコは「右がいい」と言った。

ナナコも多分、どちらでも良かったと思う。
でも、いつもリョウのいうとおりの道を進むので、たまにはナナコの言うことを聞いてあげようと思い、右の道を選んだ。

車でたった1分程度の道。
それが、この後、一時間の時間を有効に使えるか使えないかの運命が決まってしまう。

リョウは、自分の思い通りの道に進んでくれなかったことに腹をたて、「左がいーいー。ひーだーりー。」と泣き声で言った。

リョウは眉毛が濃くて、爽やかな顔立ちではない。
そのリョウが、眉を寄せ、口がへの字に曲がり始めると、奴凧のような顔になる。

奴凧は、もう心に折り合いがつかず、腹の底から大声で喚く。最初は泣き声で「ひだりが、いーいー」と言っていたのが、だんだんその言葉から単語が消え、全身の力を振り絞って「あああー!!」と何度も叫ぶ。
どのくらいの力を持って叫ぶかというと、一人で砂浜に行き、夕日に向かって、「青春のバカヤロー」と叫びたいときほど(?)、腹の底から声を出す。
しかも、金切り声で。

奴凧は、帰宅してからも気持ちを取り戻せなくて、抱っこ抱っこと手を伸ばす。
車から降りてくれないので、抱っこして車から玄関に運んだが、それ以上相手をするのが嫌になってしまい、放っておいた。
いつもなら自分で靴を脱いで家に入るのに、靴を履いたまま、玄関に転がっている。
いつもなら面倒見のいいナナコも、こんなリョウの相手が嫌で、さっさと部屋に入って、一人でテレビを見ている。

しばらくリョウを放っておくと、リョウはもっともっと喚きながら、暴れている。
靴を自分で脱ぐのも嫌だが、靴を履いたまま部屋に入るのもよくないと思っているようで、立て膝のまま、部屋の入り口の扉まで来て、ガラスの扉をドンドンと強く叩いた。

…あのさぁ。
そこまで来れるなら靴を脱いだ方が、楽ではないでしょうか?

靴を脱がせても、抱っこ抱っこでわめきたて、抱っこしても、もっと抱っこ、抱っこのまま椅子に座ると、座るなと大暴れ。

いつまでたっても、食事の準備が出来ない。

この永遠に続くと思われるリョウの発狂が、なぜか突然、終わりを迎えるのだ。

泣きながら台所に来て、気持ちをアピールしていたが、突然、食器棚の引き出しをあけた。
そして、普通の声で
「今日はこのスプーン持っていくね。」
と言い、何事もなかったかのように部屋に戻り、ナナコとテレビを見始めた。

この発狂の始まりと終わりが、いつも突然やってくる。

明日は、いつ、発狂し始めるのだろうか。
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テーマ:二人の成長&育児 - ジャンル:育児

  1. 2015/08/21(金) 08:50:08|
  2. 2歳(リョウ)
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